彼氏・彼女がほしい学生へ。データで見る「出会いがない」の正体と抜け出し方
「出会いがない」は、あなたのせいではなく構造の問題かもしれません。若い世代の約7割に交際相手がいないという公的調査のデータから、学生の出会いの現実と、今日からできる抜け出し方を考えます。
この記事でわかること
- 18〜34歳の未婚者のうち、交際相手がいない人は男性で約7割、女性で約6割(出生動向基本調査)
- 「出会いがない」の多くは、行動範囲が固定されるという構造の問題
- 出会いの経路は時代とともに変化し、ネット発の出会いは主要な選択肢のひとつになっている
- 「良い人間関係が人を健康で幸福にする」ことは80年以上の追跡研究が示している
- 大事なのは焦ることではなく、行動範囲に「新しい入り口」をひとつ足すこと
こんにちは、なおです。心理学専攻出身のリサーチャーで、恋愛や人間関係の研究を読みあさるのがライフワークです。今日は「出会いがない」という、学生の恋愛相談で一番よく聞く悩みについて、データを見ながら考えてみたいと思います。先に結論を言うと、==「出会いがない」のはあなたに魅力がないからではなく、多くの場合、構造の問題==です。そして構造の問題は、構造を変えれば解決に近づきます。
交際相手がいない人は、実は多数派
まず現実を数字で見てみましょう。国立社会保障・人口問題研究所の[出生動向基本調査](https://www.ipss.go.jp/)によると、==18〜34歳の未婚者のうち「交際している異性がいない」と答えた人は、男性で約7割、女性で約6割==にのぼります。SNSを見ていると、周りはみんな恋人がいてキラキラしているように見えますよね。でもデータ上は、恋人がいない人のほうが多数派なんです。「自分だけが取り残されている」という焦りは、まず事実ではありません。ここを押さえるだけで、少し呼吸がしやすくなりませんか。
なぜ大学生活は「出会いがない」のか
では、同世代が何万人もいるはずの大学で、なぜ出会いがないと感じるのでしょうか。理由はシンプルで、**私たちの行動範囲は思っている以上に狭くて固定的**だからです。授業で会うのはいつも同じ学部の顔ぶれ。サークルのメンバーも1年経てば見慣れた仲間。バイト先の人間関係も数ヶ月で固定します。出会いの数は「新しい環境に入る回数」に大きく左右されます。入学直後に出会いが多かったのは、全員が新しい環境に入ったから。2年生以降に出会いが減るのは、あなたのせいではなく、新しい環境に入る機会そのものが減るからです。
「気の合う人がいない」のではなく「会えていない」
もうひとつ大事なのは、行動範囲の固定は「量」だけでなく「質」の問題も生むことです。学部もサークルも、恋愛のために選んだ場所ではありませんよね。つまり、いま周りにいる人たちは「たまたま同じ場所にいる人」であって、「価値観や趣味が合う人」として集まったわけではありません。==気の合う人がいないのではなく、気の合う人と出会う仕組みの中にいない==。そう捉え直すと、やるべきことが見えてきます。趣味や価値観で人が集まる場所に、自分から入ればいいのです。
出会いの経路は、もう変わっている
「ネットで出会うのはちょっと……」という気持ち、わかります。でも同じ[出生動向基本調査](https://www.ipss.go.jp/)の近年の結果では、==ネットをきっかけに交際を始める人は大きく増えていて、学校や友人の紹介と並ぶ主要な出会いの経路のひとつ==になっています。上の世代が「合コンで出会った」と普通に言うように、これからの世代にとって「オンラインで出会った」はごく普通の選択肢です。大事なのは、オンラインかどうかではなく、**安心できる仕組みかどうか**。年齢確認はあるか、変な人が入りにくい設計か、困った時に運営へ相談できるか。この目線でサービスを選べば、オンラインの出会いはむしろ効率のいい味方になります。
恋愛や友情は「人生の満足度」への投資でもある
少し大きな話をします。ハーバード大学が80年以上続けている[成人発達研究](https://www.adultdevelopmentstudy.org/)という有名な追跡調査があります。何百人もの人生を若い頃から老年期まで追いかけたこの研究の結論は、とてもシンプルでした。==人を健康で幸福にするのは、富でも名声でもなく、良い人間関係である==。恋人に限らず、深く信頼できる関係を築く経験は、人生の満足度を長期にわたって支えます。だから、恋活は「浮ついたこと」ではありません。自分の人生を良くするための、まっとうな行動です。
焦らなくていい。でも、入り口はひとつ足そう
ここまでをまとめると——恋人がいないのは多数派で、出会いがないのは構造の問題で、オンラインの出会いは普通の選択肢になっている。だとすれば、やることは「焦って自分を変えること」ではなく、==いまの生活に、新しい出会いの入り口をひとつ足すこと==です。新しいサークルでも、短期バイトでも、趣味のコミュニティでもいい。その選択肢のひとつとして、同世代だけが集まるオンラインイベントがあります。
入り口の増やし方は、3タイプに分けられる
では具体的に、どんな入り口の足し方があるでしょうか。学生が現実的に選べる手段を、性質ごとに3タイプに分けてみます。
- **生活圏を広げるタイプ**:インカレサークル、新しいバイト、ボランティアなど。出会い以外の収穫も大きい一方、恋愛につながるかは運しだいで、時間もかかります
- **イベント参加タイプ**:学園祭、社会人も混ざる交流会、街コンなど。短時間で多くの人に会えますが、相手の素性が見えにくく、学生には価格帯が高めのものも多いです
- **オンライン活用タイプ**:マッチングアプリやオンラインイベント。移動なしで行動範囲の外に出られるのが最大の強みで、サービス選びさえ間違えなければ効率は一番です
どれが正解ということはなく、大切なのは自分の性格との相性です。初対面の大人数が平気なら生活圏を広げるのが王道ですし、じっくり1対1で話したい性格なら、オンラインで相手と直接話せる形式が向いています。
オンラインの出会いを安全に使うチェックリスト
オンライン活用タイプを選ぶ場合は、サービス選びが9割です。研究知見と各種の消費者向け注意喚起を踏まえて、私が友人にすすめるときのチェックリストを置いておきます。
- **年齢や身元の確認があるか**:誰でも入れる場は、それだけリスクも入ってくる
- **いきなり2人きりにならない設計か**:まずサービス内で会話できる形式は、対面リスクを大幅に下げられる
- **通報・ブロックの仕組みと運営の窓口があるか**:困った時に頼れる先があるかは決定的に重要
- **費用が明朗か**:「無料」をうたって高額請求につながるサービスへの注意喚起は消費者庁からも出ている。金額が最初から明示されているものを選ぶ
- **個人情報を出しすぎない設計か**:本名・大学名・住所を最初から求めるサービスは避ける
「分母」を増やした人から、状況は変わる
最後に、私が一番伝えたい考え方を。恋愛がうまくいくかどうかは、突き詰めると「気の合う人に出会う回数」、つまり==分母の問題==です。魅力を磨く努力はもちろん意味がありますが、そもそも新しい人に月に1人しか出会わなければ、どんなに魅力的でも進展のしようがありません。逆に、月に10人の同世代とちゃんと会話する人は、特別なことをしなくても1年で120人と接点ができます。この分母の差は、才能でも運でもなく、仕組みで作れます。焦って空回りする必要はありません。淡々と、分母が増える仕組みを生活にひとつ組み込む。それだけで十分です。
データを読むときの、ひとつの注意
研究を紹介した手前、データの限界にも触れておきます。先ほどの「交際相手がいない人が約7割」という数字は、18〜34歳の未婚者全体の調査結果で、学生だけを切り出したものではありません。また、調査は回答時点の状況を写した「スナップショット」なので、「7割の人がずっと恋人がいない」という意味でもありません。数字はあくまで、「恋人がいない状態はごく普通である」ことを確かめるための材料です。==データはあなたを安心させるためにあって、あなたを分類するためにあるのではない==。この距離感で数字と付き合うのが、リサーチャーとしてのおすすめです。
「まだいいや」の隠れたコスト
ひとつだけ、耳の痛いかもしれない話をさせてください。「恋愛はそのうちでいいや」と先延ばしにすること自体は、まったく悪いことではありません。学業や部活に集中する時期は誰にでもあります。ただ、知っておいてほしいのは、==「動き出してから恋人ができるまで」にはタイムラグがある==ということです。人と知り合い、何度か話し、信頼が育って恋愛になるまでには、早くても数ヶ月かかります。つまり「恋人がほしくなったその日」に動き始めても、間に合わないことがある。大学生活は4年間、長いようであっという間です。卒業間際になって「もっと早く動けばよかった」と言う人を、私は何人も見てきました。焦る必要はありません。でも「ほしくなってから動く」より「動きながら待つ」ほうが、選択肢は確実に増えます。
最初の一歩は、小さいほどいい
行動経済学の知見をひとつ。人が新しい行動を始められない最大の理由は、意志の弱さではなく、**最初の一歩が大きすぎること**です。「恋人を作るぞ」という目標は大きすぎて、脳が尻込みします。だから、一歩を限界まで小さくしましょう。「イベント一覧を眺める」——これなら布団の中で30秒でできます。眺めて、気になるテーマがなければ閉じていい。あったら詳細を見る。それも一歩です。参加を決めるのは、その次の次くらいでかまいません。==大きな決断を1回するのではなく、小さな前進を何回もする==。恋活に限らず、これが行動を続けるいちばん確実な方法です。
きゅんパスという「入り口」
きゅんパスは、==18〜22歳の学生だけ==が登録できるオンライン恋活サービスです。趣味のテーマごとにイベントが開かれ、同じ「好き」を持つ同世代と1対1のビデオ通話で話せます。登録時に年齢を確認しているので、知らない大人が混ざってくる心配はありません。1回1,000円で、月額課金もなし。「行動範囲の外にいる、気の合う同世代」に会うための入り口として、かなり合理的に設計されていると思います(仕組みの詳細は[きゅんパスとは](/about)、他の出会い方との比較は[比較ページ](/about/compare)へ)。
データが示すとおり、恋人がいないのはあなただけではないし、あなたのせいでもありません。でも、動いた人から状況が変わっていくのも、また事実です。まずは[イベント一覧](/events)を覗いて、好きなテーマがあるか見てみてください。それだけでも、入り口の一歩目です。
まとめ
18〜34歳の未婚者の約6〜7割に交際相手がいないというデータが示すとおり、「出会いがない」は多数派の悩みであり、行動範囲の固定という構造の問題です。出会いの経路が多様化した今、同世代限定のオンラインイベントは合理的な入り口のひとつ。焦らず、生活に新しい入り口をひとつ足すことから始めましょう。